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アバスチンとルセンティスの違い 

アバスチンルセンティス
加齢性黄斑変性に効くといわれる2つの薬は、同じ会社が開発したときいて
どのような違いがあるか調べてみました。


アバスチンを改良してルセンティスを作った

アバスチンはがん治療薬として開発された薬で、がん細胞に栄養を送る血管の
増殖を抑えて、がん細胞を枯らすという仕組みです。

この仕組みは、目の網膜血管の異常な増殖が原因で起きる病気にも効果がありそう
ということで、副作用のリスクを小さくして眼に使えるよう改良を加えてできたのが
ルセンティスです。

アバスチンから「固定領域」と呼ばれる部位を除いた部分断片→ルセンティス
ということだそうです。

(改良の内容は、説明文を読んでも意味がよく理解できません。 難しい。。)



アバスチンはルセンティスより分子が大きい

アバスチンの方が分子が3倍大きいそうです。
分子量はアバスチン149kD、ルセンティス48KD。

だから何?それがどういう意味を持つかというと、

・分子が大きい方が、眼に留まる時間が長い
・分子が小さいと、浸透がよく眼に留まる時間が短い

と言えるそうです。


アバスチンは注射の回数が少なくてすむかも知れませんが、薬が長く残ることによる
副作用のリスクが高くなります。

ルセンティスは、網膜への浸透がよく、薬が早く抜けるので副作用のリスクが低く
なります。

ということになるのでしょう。

実現する可能性はないと思いますが、もし2つの薬の効き目を比較する実験をしたら
結果がどうなるか興味があります。
 ↓
 ↓
・・と思っていたら、
アバスチンとルセンティスの効果を比較する大規模試験がアメリカで始まりました。
(研究期間は2008年2月〜2011年2月の予定)

 >>アバスチンとルセンティスの比較試験
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アバスチン注射2回目 

左目にアバスチン注射をしてから1ヶ月後。
もう片方の目にもアバスチン注射をするために眼科へ行きました。

■アバスチン注射1ヶ月後の左目

視力は0.7を保ち、一時的に上がった眼圧はもとの数字にもどりました。
眼底は出血もなく、良い状態を保っていると言われました。

実は、目の前に見えるドーナツ型の影の幅が太くなったと感じるので
薬の効果が切れかけているのかと疑っていましたが、まだ眼底検査や
視力検査の結果には現れないようです。


■右目にアバスチン注射

続いて、もう片方の目にもアバスチン注射をしました。

右目は前回注射した左目より早く黄斑変性症が発症し、視力もよくありません。
網膜の断層検査では、ドーム型に盛り上がっているのがわかります。

半年前に眼底出血して、今は矯正視力0.2〜0.3というところですが
視界中央に丸いグレーの影があり、ゆがみもひどくて役にたちません。

ちょこちょこと軽い出血を繰り返しているので、アバスチンで効果が
出ることを期待しているのです。


■前回の注射と様子が違う

注射のために別室に移動し、椅子に座るところまでは同じでした。

しかし、助手の女性が新人さんだったせいか、点眼麻酔が甘くて
白目への麻酔注射が痛かった。
麻酔の効きをちゃんと確かめてくれればいいのにーー。(泣

注射針を刺した時にすこし抵抗感があって、すぐ眼球を強めに押され
何も見えなくなったので、アバスチンの薬液が入ってくるのを観察できませんでした。

視力が戻った時には、目の底にうすい水溜りがあるのが見えました。

前回は目の中を黒い玉がころころ動くのを感じたのですが、今回はそれが
ありません。

薬の量は同じはずなのに、様子が違うので本当に薬が入ったのかと
心配になりました。

針を刺した方向や深さの問題なのか、眼球の形の問題なのか、謎です。

眼帯をして、目にゴミが入っているようなゴロゴロ感を感じながら
家に帰りました。
タグ:アバスチン
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ルセンティスと脳卒中の関係 

ルセンティス(ラニビズマブ)は、加齢黄斑変性症の治療薬で
アバスチンを改良して眼科用に開発された薬です。

日本ではまだ承認されていませんが、2006年6月にFDA(米国食品医薬品局)で
承認されて以来、世界50ヵ国で承認されています。

ウェット型の加齢黄斑変性の進行を抑えるとして期待される
ルセンティスですが、脳卒中との関係が報告されていたようです。

2007年の1月、ルセンティスと脳卒中リスクについて
開発元から医療関係者に注意があったというニュースを見つけました。


ルセンティスで脳卒中リスク?

安全性試験中に中間データを調べたところ、
ルセンティスを0.5mg投与した患者と0.3mg投与した患者では
0.5mg投与したグループの方が脳卒中になった確率が高かったそうです。

脳卒中になった確率は、0.5mgのグループは1.2%、0.3mgのグループは0.3%で、
統計上の有意差が認められたということです。

ルセンティスの投与量が多いと脳卒中の確率も高まると
読めるのでしょうか?

心筋梗塞や血管疾患に関しては、投与した薬の量で大きな差は
みとめられませんでした。

その後の試験で、脳卒中の病歴のある人はルセンティスで脳卒中が
再発するリスクが高まる可能性が示唆されたと書いてありました。

ルセンティスはアバスチンを改良した薬というイメージがあるので、
個人的には気になります。

まだ新しい薬なので、長期的に使ったときの影響など
これから新しい情報が出てくることがあるかも知れないので
ニュースに注目していきたいと思っています。
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