アイフェスタin横浜 

横浜まで足を延ばして、アイフェスタin横浜という視聴覚障害者福祉機器展を
のぞいてきました。

■アイフェスタin横浜とは

視聴覚障害者のための総合的な福祉機器展示会で、日本網膜色素変性症協会(JRPS)の
神奈川支部が主催しています。

1999年の第1回が行われて、今年で6回目の開催だそうです。

今回は機器展示のほか、日常生活の相談、目の専門医による医療相談会、
患者の交流会、盲導犬体験教室も行われました。

アイフェスタは、神奈川だけでなく全国で開催されていて、地域によって
内容が多少違うかもしれませんが、出展企業とボランティアの協力で、
誰でも無料で参加できるイベントです。

市役所に置いてあったアイフェスタのチラシによると、白杖、遮光メガネ、
ルーペ、拡大読書器、録音再生機、活字読み上げ機、点字プリンタ、
音声時計、補聴器、ガスコンロなど、約250品目の機器を展示すると
書いてありました。

私は遮光メガネに興味があったので、ちょっとのぞいてみようと
思ったのです。


■アイフェスタ会場の様子

会場は横浜駅から徒歩7〜8分のかながわ県民センターで、
機器の展示は1階で行われていました。

会場は思ったより狭く、普段は会議室かセミナールームとして
使っている部屋のような感じです。

部屋の壁ぎわのあちこちに置かれた長机の上に視聴覚機器や
グッズが展示されていて、それぞれにスタッフが座っています。

興味のある展示コーナーに行ってスタッフに声をかけると
デモをしてくれたり、実際に使わせてくれたりするという
システムのようです。

もう終了30分前なので、それほど混雑はしていませんでした。

2人連れの人が多く、1人で来ているのは私ぐらいです。
年齢層は高めで、男性の方が多いような印象でした。

拡大読書器や活字読み上げ機の展示コーナーが人気で、
体験使用している人を囲んで何人かの人が説明に聞き入っていました。


■遮光メガネ展示コーナー

目当ての遮光メガネの展示コーナーを探しあてましたが、残念ながら、
展示数はあまり多くありませんでした。

手持ちのメガネの上に取り付けるタイプとデザインの違う2種類のメガネに
それぞれ違う色のレンズを入れて並べてありました。

スタッフの人に聞くと「うちはレンズメーカーなので、レンズの展示が
メインなんです」とのこと。

有害なブルー光線をカットする室内用のレンズの色を聞いてみると、
オレンジと薄いグレーのレンズを薦められました。

手持ちのメガネに取り付けるタイプを見せてもらいましたが
真ん中についているクリップで取り付けてみると、重みで
メガネがずれてしまいます。

マグネットで取り付ける軽いタイプがあるので、メガネ屋さんで
聞いてみるといいですよとアドバイスされました。

もっと展示してあるメガネの種類が豊富だったらと少し残念でした。

目が見えにくくなっても、自分の顔型にあった快適なメガネを選びたい
気持ちはまだ残っているのです。
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ロービジョンケアについて 

日本眼科医会の「ロービジョンの現状と展望」という記事を興味深く
読みました。

私は眼の病気になってから色々調べる過程でロービジョンケアという
言葉を知りましたが、ロービジョン外来を受診しようとは思いませんでした。

自分の目が以前のように見えないという事実を受け入れられず、病気の
治療法やよい病院を探す方向に気持が向いていたからです。

ロービジョンケアを受けるのは、敗北というか、もう眼が治らないと
認めることだと思っていたのかも知れません。

眼を治療しても視覚障害が残ってしまった場合、
中途視覚障害者がたどる道として次の5段階があるそうです。

 1.治療法を求めて病院を転々とする
 2.絶望して落ち込んだり情緒不安定になる
 3.少しずつ現実を認め努力をはじめる
 4.社会復帰への挑戦
 5.視覚障害を個性として受け入れる

ロービジョンケアは、2から3の時期の支援をする眼科で、
残された視力を活用する方法をアドバイスしたり訓練を行って、
社会復帰をサポートするという目的があります。

でも多くの患者はいつかは必ず治ると信じて、ロービジョンケアを受けず不自由な生活をしているケースが多いそうです。

また、治療に当たっている眼科医が患者にロービジョンケアの受診を
薦めることもそんなに多くありません。

眼の治療と並行してロービジョンケアを受ければ的確なアドバイスを
もらえるし、相談もできるのですが。

一家の経済を支える立場の人で視覚障害を抱えて退職を考えている場合は
ぜひロービジョンケアを受診するよう薦めています。

ロービジョンケアのおかげで現職復帰をした人が90%もいるそうですし、
視覚障害で退職すると再就職が難しくなるためです。
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小銭が見え難い人のための財布 

近視性黄斑変性で視力低下がゆっくり進行中。
アバスチンで血管は枯れたけど、網膜の視細胞が萎縮していくのは止まらない。

視機能の低下のせいか、硬貨が見分け難く、小銭の出し間違いが
増えてきたのが苦になっていた。

例えば36円の買い物で、10円x3、5円x1、1円x1を出したつもりが、
1円玉と100円玉を間違えて135円出したりする。

自分では小銭ぴったり出したつもりなのに、間違っているので、
レジの人を困らせてしまう。

多少硬貨の色が似ているにせよ、穴の有無や大きさの違い、
縁のギザギザとか素材感の違いがあるのに、なぜ見分けられないのか?

硬貨を見分けることもできないなんて、自分でも情けない。
気をつけてよく見たつもりでも間違えてしまう。

先日、近所のスーパーで何度目かの小銭間違いをして、鬱々として帰る途中、
昔、小銭が分別できる財布があったのを思い出した。

ネットで検索し、硬貨を種類別に分けて入れられる財布を見つけた。

「コインキャッチ」という名前で、レール金具の間に硬貨をはさんで
種類別に格納できる。



もとは「王様のアイディア」で売っていたらしいが、もう店が無くなった。
今はネットで類似品が買える。

視覚障害者の需要があるため、日本点字図書館の通販サイトでも同様の商品を
取り扱っている。
□ 日本点字図書館「わくわく用具ショップ」


コインキャッチの金具が、4種類(500,100,50,10)を格納する仕様なので、
1円と5円は挟めないのが気になった。




楽天の方のは財布にポケットがあるので、レールにはさめない硬貨は
ポケットに入れておくことができる。

でも、1円と5円を別ポケットから取り出すのは煩わしいと思い、
購入に踏み切れなかった。


その後色々探した結果、「コインホーム」という商品を買った。

おもちゃみたいだが、全種類の硬貨を収められる。
色は3色(黒、オレンジ、グリーン)から選べる。



サイズは男性の片手に収まる程度の大きさで、私の折り畳み財布の
小銭スペースに収納できた。

100円ショップで売っていそうな代物だが、十分な効果があった。
コインホームを使うようになってから、スーパーでの硬貨の出し間違いがなくなった。

小銭を素早く出せるから、混んでいるレジでも臆すること無く小銭を使えて
満足している。


小銭を間違えないなんて、普通で当たり前のことなのに、また不自由無く
できるようになったことが嬉しい。

病気で見えづらいから仕方ないとあきらめていたことが道具を使うことで
解決する場合もある。
視力を補う道具をまた探してみようと思う。

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