後部硝子体剥離と光視症 

ここ半年ばかり、目の中でちらちらと光が見えるのが気になっていました。

光は、蛍の光のようなイエローグリーン系で弱々しい光です。
昼に起こるときもあれば夜のときもあって、ちかちかと点滅しています。
ギュっと強く目をつぶると治まることもあります。

しばらく放置していたのですが、ずっと続いているので心配になって、
眼科の定期健診のときに眼科医に相談してみました。

眼底検査の結果、心配ないといわれて安心したものの、治療は不要
(つまり放置)ということで、蛍の光 はこれからも続くわけです。。


眼科医の説明では、後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)でおきた
光視症(こうししょう)だろうということでした。


光視症とは、網膜が刺激されて実際にはない光を感じる症状です。
網膜の刺激以外に、頭の血管のエラー(脳貧血のようなもの)でも光を感じる
ことがあるそうです。

後部硝子体剥離は、眼球の中の硝子体(しょうしたい)が網膜から
はがれることです。

硝子体というのは、眼球を満たしている透明なゼラチンのような組織で、
焼き魚を食べた時に、魚の目玉をつつくとゼリーのようなものが出てきますが、
あれが硝子体です。

硝子体は袋につつまれていて、網膜とくっついています。

老化などが原因で、硝子体の入った袋が網膜からはがれてきます。
はがれるときに網膜が刺激されると、光として感じるのです。

つまり、私の目の中でちらちらと光っている時、まさに網膜から袋が
はがれつつあるというわけです。

後部硝子体剥離は病気ではなく、年を重ねることによる変化なのですが
過去に眼にケガをした人や、近視の人は普通より早く起こるそうです。

ちなみに、袋がはがれる時にくっついてきた網膜の細胞の破片や袋の
影が飛蚊症(ひぶんしょう)のもとになります。

硝子体の袋がはがれる時に網膜が強く引っ張られると、網膜が引き裂かれて
網膜剥離につながる場合がまれにあるそうです。

飛蚊症が急にひどくなったり、目を閉じて光が見えるような場合は、
眼底を見てもらった方が安心です。
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黒い輪は飛蚊症だった 

前回の記事で出てきた飛蚊症(ひぶんしょう)の話です。

ご存知のように、飛蚊症は、何も無いのにゴミや糸くずのようなものが
見える症状として知られています。

目を動かすとゴミも動くように感じ、手ではらっても消えません。
ちょうど目の前を蚊が飛んでいるようなので飛蚊症という呼び方に
なったそうです。

飛蚊症で見えるものとしてよく例にあげられるのは、糸くず、煙、ゴミ、
髪の毛、虫、粒々などです。
そのため、飛蚊症で見えるのは、小さいものだけだと私は思い込んでいました。

ところが、後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)の後では、
大きな黒い輪のような飛蚊症が認められるそうです。

私の片目の視界には、邪魔な黒い輪が陣取っているのですが、
教えてもらうまで、それが飛蚊症とは知りませんでした。


飛蚊症は、硝子体(しょうしたい)のにごりが原因と言われます。

硝子体は眼球を満たしているどろりとしたゼリーのようなもので、
外から入ってくる光の通り道にあるため、にごりがあると網膜に
影がうつってしまうのです。

明るいところで白いもの(壁や雪原など)を見ると目立つので、ふだん
暗いところでは気がつかない場合があります。

硝子体がにごってしまう原因には次のようなものが考えられます。


■生理的なもの

 胎児の時に眼球を作った血管の名残が硝子体の中に残っている人がいる
 そうです。それ以上ひどくなることはありません。


■出血

 目の中に出血した血液が硝子体の中に入って飛蚊症の原因になります。
 硝子体は血管がなく循環が悪いところなので、吸収されるまで時間がかかります。


■炎症

 細菌感染やアレルギーで起こった目の炎症が原因で硝子体がにごること
があります。
 炎症を抑えないとひどくなるので治療が必要になります。


■老化

 加齢によって硝子体の状態が変化し、不透明な線維が増えたり、硝子体全体が
 縮んだりしてきます。

 やがて、硝子体を包む袋が網膜から離れる後部硝子体剥離が起こります。

 後部硝子体剥離では、網膜とくっついていた部分が輪の形をしているので、
 1つの大きな黒い輪のような飛蚊症が出ることがあります。

 硝子体が網膜からはがれた時にくっついてきた組織のかけらも
 飛蚊症のもとになります。


■強度近視

 強度近視の人は、後部硝子体剥離が普通より早くおこりやすいといいます。


後部硝子体剥離で起こる黒い輪のような影は、次第に崩れて、いくつかの
小さなかけらになり薄くなっていくと聞きました。

黒い輪が本当に飛蚊症からきているものなら、いつかは薄くなるはず。

でも、網膜がむくんで盛り上がっているのが原因なら、むくみを
解消しないと黒い輪は消えないでしょう。

考えられる原因を一つずつ取り除いて、少しでも視力を取り戻したい。

よく眼底検査で眼科医に「硝子体の状態が良くない」と言われますが
意味するところは、風呂水みたいにゴミだらけということでしょうか?

想像すると憂鬱です。

自分できれいに洗えるなら苦労しないのですが。。
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眼底出血後に自分でできること 

■眼底出血とは

眼底出血は単独の病名ではありません。
網膜や硝子体に出血していれば眼底出血といわれます。

出血の原因は様々です。

代表的なのが、糖尿病や高血圧、黄班変性症や強度近視、
後部硝子体剥離、外傷も原因となります。
また貧血や白血病のような血液疾患が原因のことも。

眼科での治療は血管強化剤や止血剤などの薬を使い、再出血を防ぐため
レーザー治療や硝子体手術を行うこともあります。

薬物療法はあくまで補助療法で、大きな期待は出来ません。
時間の経過で出血やむくみが吸収されるのを待つことが多いので
回復までは時間がかかります。

自覚症状は出血の起きる場所によって違います。
網膜の中心部に出血すると視力の障害がおきますが、周辺部なら
気が付かないこともあります。

出血が止まった後、出血した所は見えなくなってしまいます。
後遺症が出るか、元通り視力が回復するかどうかは出血した場所に
よって決まるとも言えます。


■自分でできること

出血がとまるまでは、激しい運動を避けます。

出血が止まったら、出血した血や老廃物が早く吸収されるよう
運動や食事療法などで血液の循環をよくするよう心がけましょう。

病気が治りやすいのは空腹の時と寝ている時といいます。
よく睡眠をとるとともに、食べすぎないことも重要です。

消化活動はエネルギーを使います。
血液が消化管に集まって他の器官への血流が少なくなってしまうので
腹八分目にして体に余裕を持たせましょう。

目の中は簡単に掃除することができないので、体の自然な排出サイクルに
頼るしかありません。
タグ:眼底出血
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