網膜色素変性症に緑藻で視力回復 

網膜色素変性症で失明したラットの視力を回復させる実験が成功したという
ニュースを聞きました。

実験に成功したのは、東北大先進医工学研究機構の研究グループで、
緑藻類の遺伝子をラットの網膜に注入して視力を回復させました。

緑藻類(りょくそうるい)とは、緑色の光合成色素を持つ藻類のことで、
身近な例では、側溝にいるアオミドロや海藻のアオサなどが該当します。

今回の実験で使用したのは、水田など淡水域の湿地にすむクラミドモナスから
取り出した遺伝子です。

この遺伝子には光に反応して神経細胞を活動させるタンパク質を作る
性質があるそうです。

網膜色素変性症で失明したラットの網膜に、この遺伝子を注射してから
6週間後に視力回復が確認され、注入後1年以上効果が続いているとのことです。

人間に使う場合は、網膜に遺伝子を注射する方法が考えられます。
注射であれば治療時間もあまりかからないでしょう。

安全性の検証は今後の課題になりますが、もし実用化されれば
網膜色素変性症や加齢性黄斑変性症の治療に応用できるそうです。

ラットには聞けませんが、どのくらいの視力が得られたのか知りたいものです。
これから研究が進んで、良い結果が聞けることを期待しています。

万能細胞を使った研究とどちらが早く実を結ぶでしょうか。


最近、目に良いニュースが続いて、記事を書くのが追いつきません。
 ↓
・iPS細胞でマウスの網膜細胞作製に成功(2008/3/3)
・人工視力装置、米で臨床試験開始(2008/3/2)

うれしい悲鳴です。


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