黄斑変性症の種類 

「黄斑変性症」というのは、目の黄斑部が痛んでいるものすべてをまとめた呼び方で、
原因や症状によって色々な病名があるようです。

原因で分けると、加齢性、近視性、先天性などがあります。

 ■「加齢性黄班変性 (かれいせいおうはんへんせいしょう)」
 ■「近視性黄班変性性(きんしせいおうはんへんせいしょう)」
 ■「先天性黄斑変性症(せんてんせいおうはんへんせいしょう)」

(※他に「突発性」というのも見かけましたが省略します)


また、黄斑の変性の仕方によって、

萎縮型(いしゅくがた)」と「滲出型(しんしゅつがた)

という分類もあります。

徐々に組織が傷んで壊れていき、ゆっくり進行するのが「萎縮型」、
不良血管が生え、そこからしみだした成分や出血で視細胞を壊すのが
「滲出型」です。

「滲出型」の不良血管は「新生血管」と呼ばれていて、本来は入り込まない
場所に伸びてきたもろい血管です。

正常な血管ではないため、成分漏れや出血をおこしやすく、急激に視力低下を
まねくことがあります。

矯正視力で0.1以下というような重い視力障害になるのは「滲出型」が多いのです。


黄班変性の概要

上に書いた原因別の黄班変性の概要をまとめてみました。

■「加齢性黄班変性

・老化が主な原因と言われている
・中高年の男性に多い
・難病(特定疾患)に指定されている
・片目に発生すると、もう片方にも発生
・新生血管の有無で滲出型と萎縮型に分類される。

 ・「萎縮型」←別名「ドライタイプ」
  ・進行が遅く視力の低下もゆるやか。
  ・血管が生えてきて滲出型に変わることもある

 ・「滲出型」←別名「ウェットタイプ」
  ・新生血管が視細胞に入りこんで出血や成分漏れを起こし
   視細胞を壊す。
  ・進行が早い。


■「近視性黄斑変性症

 ・強度の近視が原因といわれている。
 ・若年者にも発生する。
 ・新生血管ができて出血や液漏れがあると視力が急激に低下する


■「先天性黄斑変性症

 ・遺伝子の異常が原因といわれている。
 ・若年者にも発生する
 ・組織が徐々に萎縮していき、視力が大幅に低下する。

原因は違えど、新生血管ができるとやっかいな感じです。
視力に関係ない場所ならまだいいのですが。

ちなみに、黄斑変性症の説明を読むと「失明にいたる」とよく書いてありますが、
黄斑変性症の失明は、矯正視力0.1以下ぐらいの「社会的失明」になることが多いようです。
光を感じない「医学的失明」ではありません。


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