求めているバイオベンチャーがあるそうです。
臨床試験の内容は、黄班変性症の一種「スタルガルト病」の患者の
眼球にES細胞由来の網膜細胞を注射して、網膜色素上皮細胞を補完する
というもの。
■「スタルガルト病」とは?
遺伝性の病気で、光を受容する網膜色素上皮細胞が失われて
視力障害を起こしたり、失明したりする病気。
現時点では治療法が見つかっていない。
通常、学童期から10代に矯正視力の低下をきっかけに発見されることが多く、
中心部が見えづらいと訴えることもある。
病気が進むにつれて黄斑部が萎縮して視力が低下する。
臨床試験の許可を求めている会社が行ったマウスでの実験では、
治療に効果があって副作用もないことを確認しているので
FDAの認可が出れば来年初めにも試験をはじめる予定だそうです。
ES細胞を使った臨床試験は、このほかにマサチューセッツ州の企業が、
加齢性黄斑変性症患者に同様の臨床試験の申請をするとか。
■日本の研究は?
日本でも2008年に理化学研究所のグループが、ES細胞から視細胞と
網膜色素上皮細胞を作るのに成功してますね。
→網膜の再生治療に期待
理研はiPS細胞でも研究を続けると言っていたようですが、臨床試験は先を
越されたのでしょうか?
やはり予算が違うのでしょうね。
(それどころか削られそうだし)
ところで、前の記事の中のES細胞とiPS細胞の性質のところを読み返して疑問が・・。
>ES細胞は他人の細胞なので拒絶反応の心配がある。
>iPS細胞で自分の細胞由来なら拒絶反応が出ないが遺伝性の病気には使いにくい。
今回アメリカのバイオベンチャー会社はES細胞を使っています。
スタルガルト病は遺伝性の病気だから、他人のES細胞を使うのでしょうが
拒絶反応はうまく解決したってことなんでしょうね。





